離婚薬中ノイローゼ男

さて、離婚薬中ノイローゼ男はワシの知人のコンビニで働き始めた。
ノイローゼ男を雇えと行ったら、
店のオーナーが嫌そうな顔をしたから、ワシが「おい、ピーチ・ジョ・・・」って言いかかけたら、顔面蒼白になって簡単に雇いよった。この女装癖野郎。

ワシがちょっと無理を言うて、しばらく、ノイローゼ男の給料を日払いにしてもらった。
夕方迎えに行ったら、こいつが、涙流しながら、手に7,000円にぎり締めてたよ。

ワシが
「お前についてた、あのインチキカウンセラー、お前に『人生は金ではない』とか『仕事がすべてではない』とか言うたじゃろ」

ノイローゼ男
「毎日、電話してきて、そう言いました」

ワシ
「奴は自分がそれが出来んから言うのよ。良い仕事をし、その対価を得て、自分や自分が守らなければならない者のために使う。
それが愛であり修行じゃ」

ノイローゼ男
「あの、和尚さんの言うインチキカウンセラーさんは
『愛は金では買えない』と。」

ワシ
「『幸せは物質にはない』と言うのも世迷言よ。
小学生の子供が、遠足にお弁当持っていく、自転車のる。
お弁当も、自転車も物質であり、金で贖うものよ。
子供の幸せをいくら願っても、物や金がないと成り立たんのだ。
金で買える幸せはいっぱいある。
それを得る為には良い仕事をせねばならんし、人間関係も構築せねばならん。そこに人間修行もある。
ワシの知人にもおったわ。まるで仕事を悪のように言う奴が、そんな奴は仕事に打って出る根性がないだけよ。『家族に楽しい思いをさせなくても別に良いのよねー』、お前が出来ないだけよ。」

ノイローゼ男
「コンビニで、今日、仕事しながら、『1時間経って900円、これで、子供の一月のお小遣いある。
もう4時間経って新しく3,600円、子供の服が買える』と嬉しかったです」

ワシ
「仕事こそ、幸せの近道よ。
いや幸せそのものよ。
いや、生きることそのものよ。
お経読むより禅を組むより働け!
だから、ワシは縁側で禅を組んでるお前の頭を叩いてコンビニに働かせに来たんじゃよ」

ノイローゼ男
「でも禅は精神の修養に良いと聞きますが」

ワシ
「それは、持ってる悩みによりけりよ。お前はインチキカウンセラーに、仕事から離れて悩む方向に引っ張られておったのよ。
今のお前は実社会に浸かることが何よりよ。
別れた元嫁や子供に済まないと思うなら、稼げる仕事で働き抜け‼️
詫びをこめて3倍働けそれがすべてじゃ。天下無敵の『労働薬』よ」

「仕事なんて」「金なんて」、ついでに「女なんて」という人間は負け犬よ。
人生は如何に稼いで、如何に使うか。それが価値というものよ
昔、ワシの先輩に、お金や仕事を否定して、『天が私を生かしている』と言う坊主がいた。
自分の後輩が営む寺にいって、『先輩のワシにスーツを買え、ワシが先輩なんだから、ワシに会う時は5万円毎回持ってこい』と言ってると聞いた時は『やっぱりな』と思ったわ」

だから、仕事出来る男、稼げる男は偉いのよ。だから、稼いで金のある男には女は集まる。良い生活を目指してるだけやない。自分が凄いことをした実証が金としてあるからや。

人生、正しく稼いで、正しく使う。
それだけのことや。

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